2008'10.10 (Fri)
郷土料理「ぼうぜの姿寿司」
徳島の郷土料理「ぼうぜの姿寿司」の紹介です。
「ぼうぜ」とは、徳島弁でイボダイ(関東ではエボダイと呼ばれる)のことで、9月から10月が漁の最盛期です。
「ぼうぜの姿寿司」は、イボダイを頭のついた丸のままで背開きにし、酢で締めて、寿司飯を詰めて押し寿司にした郷土料理で、酢で締めたイボダイは柔らかくなっており、頭から丸ごと食べられます。
さらに徳島では、すだちを寿司の上に添えられたり、イボダイを締める酢やすし酢にも加えたりします。
「ぼうぜの姿寿司」は、秋祭りの頃食べる風習があり、各家庭でも作ったりしますが、寿司屋や駅の売店やスーパーマーケットでも一般的に売られています。
また、徳島県では、イボダイに限らず、マアジ、アユ等、種々の魚の姿寿司をよく食べる習慣があります。

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